今日の「授業で勝負！」は3年生理系選択科目の「化学」です。本時の内容は頭痛薬を湿布薬に変える実験です。その目的は、頭痛薬と湿布薬が同じ原料から作られていることを知ることです。まず、頭痛薬とNaOH水溶液を試験管に入れ、湯煎しで加熱します。その後、いくつかの過程を経て、頭痛薬を分解します。次に分解してできた個体を新しい試験管に入れ、メタノールや濃硫酸を加え、さらにいくつかの過程を経て湿布薬を合成します。最終的に湿布のにおいがしたら成功です。確認のため、自分で合成した湿布薬と市販の湿布薬に酸化鉄水溶液を加えともに紫色に変化したかを確認します。

　化学薬品を使用するため、実験用メガネを着用するなど、安全面にも気を配っていました。さまざまな工程をこなす実験でしたが、少人数を活かしたスムーズな授業展開でした。生徒たちも、レポート作成のため、実験中の映像を残すなど、意欲的に取り組んでいました。

～ 大塚Dream 勇気！ 元気！ 本気！ ～